介護

介護を考える|老々介護|こまぶろ

2019.07.02.更新

ようこそ「こまぶろ」へ!管理人のこまめです。

いろいろな記事で書いていますが私は今年(2018年)で64歳、母は89歳、妻は60歳になります。

世間でよく言われる老老介護(ろうろうかいご)あるいは認認介護(にんにんかいご)が心配な年代になってきました。

私の考え方は「自分の老後は自分で面倒を見る」ということですが、実際には思う通りに行かないのが現実でしょうし、高齢者をとりまく状況あるいは考え方自体も人それぞれです。

今回の記事では、少子高齢化と核家族化が進み、そして、平均寿命が延びるにつれて深刻になってきた老老介護、あるいは認認介護についてまとめてみたいと思います。

 

老老介護(ろうろうかいご)とは

家庭の事情などにより高齢者が高齢者の介護をせざるをえない状況のことを老老介護といわれています。

主に60代を超えた高齢の夫婦、親子、兄弟間において介護をするなど、様々なケースがあるようです。

 

一般的には、経済的な事情により要介護者の世話を行うケースが多く、介護する側が介護疲れで入院するなどの(共倒れ)危険性や、ときには殺人や心中・自殺にも至る例があり大きな社会問題となっています。

認認介護(にんにんかいご)とは

老老介護の社会的増加に伴い、認知症の高齢者を介護している高齢者自身が認知症を患い適切な介護が出来なくなる状況が「認認介護」であると言われています。

 

 

この場合は第三者の援助が必要となりますが、プライバシーの問題もあって外部から家庭内の事情に容易には立ち入る事が出来ないというのが現実の課題であり、様々な事故が発生する恐れを含んでいます。

もともと、認知症自体が要介護状態を招く原因の上位に入っており高齢の要介護者には認知症の人が多いという現実があります。

そうした事情を考えてみると、老老介護がやがて認認介護になる場合が多いと考えられます。

平成25年に厚生労働省が行った国民生活基礎調査では、在宅介護している世帯の半数以上に当たる51.2パーセントが老老介護の状態にあるという結果が出ています。

 

老老介護、認認介護の問題点

①肉体的負担

要介護者の介護度にもよりますが、一般的には高齢になるほど体の自由が利かなくなり介護する側の肉体的な負担が増えていきます。

プロの介護士でさえ腰痛が職業病の一つと言われるほどです。ですから介護者が高齢の場合は、さらに介護作業が大変であると言えます。

 

 

実際にはその年代になるまでなかなか理解しきれないと思いますが、私も64歳になり「体の節々が痛く」「疲れやすく」「疲れが取れない」状況を体感するようになると介護をする場合の肉体的な負担の大きがやっと理解できるようになりました。

②精神的負担

先にも書きましたが、老老介護をしながら自分の将来のこと、あるいは仮に自分が倒れたときの要介護者のことを考えると、その精神的な負担から殺人や心中・自殺に至ってしまうケースもあるようです。

 

 

このような強いストレスは認知症を引き起こす原因になり得るという研究結果もあり、周囲から孤立している老老介護ほど、認認介護に陥りやすいと言われています。

③認認介護

認認介護でまず心配されることは、記憶障害や判断力・認識力などの低下で食事や排せつその他の必要な世話をしたかどうかが、介護者がわからなくなってしまうことです。

認知症には「食欲の低下」という症状もあり、自分で気付かないうちに低栄養状態に陥り体力が衰えている状況が心配されます。

水道光熱費などの支払いを忘れて(あるいは支払えなくなり)生活に必要なインフラ自体が止まってしまう恐れもあります。

また金銭管理が曖昧になると詐欺などの被害にあいやすくなりますし、火の不始末による火事や、徘徊中の事故も心配されます。

認知症の要介護者は介護を強硬な態度で拒むことも多く、拒否されてしまった介護者も認知症であることから自分が何をしているか認識できないまま力づくになってしまい、事故につながることもあるようです。

老老介護、認認介護の原因

①平均寿命と健康寿命の差

平均寿命と健康寿命の差が、介護の必要な期間と言われています。

医学の進歩で日本人の平均寿命は年々延びていますが、平均寿命と健康寿命の差が目立つようになりました。

「健康寿命」とは、介護を必要とせず自立して日常生活を営める年齢的な期限のことであり、健康寿命から平均寿命までの期間が介護の必要な期間と言えます。

私たち個人個人での大きな課題は、この健康寿命を少しでも延ばすところにあると思います。

厚生労働省から「健康寿命」が、2016年は男性72.14歳、女性74.79歳だったと公表されました。

前回(2013年時点)と比べ男性が0.95歳、女性は0.58歳延び、平均寿命との差も男女とも縮小されたとし食生活の改善などが寄与していると分析されています(熊本地震の影響で調査できなかった熊本を除く46都道府県のデータを使用)

2016年の平均寿命と健康寿命の差は男性8.84年、女性12.35年であり、この期間が要介護期間と言えます。

 

②核家族化

生活に対する考え方の違いなどから、独立して別居する子供世帯の家庭が増えたことにより核家族化が進みました。

子供世帯の住まいが近いならまだしも、遠方に住んでいると子供に助けを求められず、高齢夫婦間での老老介護を余儀なくされます。

中には子供の世話になるのを是とせず、配偶者に介護されることを選ぶ人もあり、これも老老介護の増加につながります。

③他人に助けを求めることへの抵抗感

現在、老老介護を行っている世代は他人に助けを求めることに負い目を感じる傾向があると言われています。

また、他人を家に入れることへの警戒心から、第三者のサポートを受け入れない場合もあります。

介護は入浴や排せつなどデリケートな領域もケアするので、第三者に任せることに抵抗を感じるということも老老介護が増えている要因のひとつでしょう。

④金銭的な理由

「金銭的な余裕がない」「生活保護を受給している」などのケースも、老老介護になる原因のひとつです。

要介護者を施設に入れるお金がなければ、年金を受給しながら介護生活をおくるしかありません。

自宅介護も設備を揃えるために費用がかかりますし、訪問型の介護サービスを利用するにもお金が必要です。

金銭的な理由から、プロの助けを借りたくてもできない人は多く見られます。

このような場合は、まず地域包括センターに相談することをお勧めします。

老老介護・認認介護への対策

老老介護に陥ってしまったような場合で最も重要なのは、介護者が「一人で悩みを抱え込まない」ようにすることです。

それと「行動する」ことです。

困った困ったと悩んでいるだけでは解決しません、思い切って一歩ふみだすことが大切です。

①地域包括支援センターを頼る

別の記事でご紹介しましたが「地域包括支援センター」にまず相談しましょう。

地域包括支援センターとは、市町村が設置したセンターで、地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防に必要な援助などを行うところです。

地域支援センターがどこにあるか分からない場合は、お住まいの役所の介護窓口に相談すれば教えてもらえます。

②子供や兄弟姉妹、親戚を頼る

老老介護で問題が起きたとき、子供は無関係と言っていられません。

介護されることに抵抗感があったとしても、老老介護による共倒れなど深刻な状態になってから子供を巻き込むほうが、子供の生活に大きな影響を与えます。

頼れるときに、そして早めに頼るのがお互いのためになります。

老老介護・認認介護への対処

①健康寿命を延ばす(予防)

要介護状態になる前に、生活習慣を改善して健康寿命を延ばすことを考えましょう。

介護が必要になっても、要介護度が低いうちに軽い運動をするなどの対策をとれば「寝たきり」状態にならずに済むかもしれません。

 

 

リハビリで身体機能を取り戻せる可能性もあります。

また、認知症になれば介護者の負担は跳ね上がります、寝たきりになったとしても認知症にならないように脳トレを行うと良いでしょう。

まずは介護生活にならないように予防することが大切です。

もし縁あってこの記事を目にされた方は、ぜひ今から適度な運動・バランスのよい食事に心がけ健康寿命を延ばすようにしてください。
私のように64歳になって、やっと気づいているようでは大変ですよ。

また介護生活が始まってしまっているのなら、体も頭も意識的に動かすことが重要ですね。

②少しでも違和感があったらすぐ病院へ

軽い症状でも違和感があるときは小まめに病院へ行き、要介護状態になるきっかけを見逃さないようにし、なにか異常があればすぐ対処することが大切です。

また定期的に病院で医師や看護師と話す機会をつくっておくと、介護者に認知症の症状が出たときも早めに気付いてもらうことができ、適切に対処してもらうことができます。

社会のサポートを上手に活用するのがポイント

老老介護は、周囲の人に状況を把握してもらうことが重要です。

一人で悩んでいるだけでは、良い打開策をみつけるのは難しいでしょう。

他人の手を借りたり、家族を施設に入れたりすることに罪悪感を覚える人がいますが、そういった意識こそ、もっと悪い状況をつくりだす原因になかねません。

少子高齢化と核家族化が進んだいまの社会では、他人や行政の助けを借りなければ健全な介護が期待できないと考えても良いと思います。

困ったときこそ、行政、子供や兄弟、親戚に相談するのが、深刻な状況にならないための大切な方法です。

脱線

冒頭でも書きましたが、私は、母の介護問題に取り組むようになってから「自分の老後は自分で面倒をみたい」という気持ちが強くなりました。

それと母と妻については最期まで(私と順番が逆になったらどうしようもないのですが)私が面倒を見ようと決意しています。

こんな気持ちになったのが2017年のこと・・・。

年齢的に遅いかもしれませんが
今からでも遅くない!と、まず取り組んだのが健康維持と介護資金の2点です。

健康維持

いままでの仕事は小売業で、どちらかといえば体を動かすことの多い仕事でした。

母が倒れる2016年までは、早く退職して、釣りでもして、本を読んで、お酒を飲んでたまに美味しいものを食べて年金の範囲でつつましく生きていきたいなという考えでした。

しかし、この考えはリセットしました。

私の少ない経験の中では、日常的に体を動かすことが一番体調もよく、食事が美味しく、良く眠れていました。

このことから、仕事はパートタイマーとして70歳まで続けていきたいと会社に届出をしました、仕事内容は体を動かせる売場での販売担当・商品補充です。

まずは体調管理ですね。
日常的に体に適度な負担をかけていくことが、私の体調管理には適しているように思えます。

介護資金
長い話になりますので、改めて記事を書こうと思います。

 

2019.07.02.

最近は新しい記事を書かずに、今まで書いた記事を読み返して間違っているところなどを訂正したり、少し記事を加筆したりしています。

この記事を書いたころはまだ64歳になるかならないか・・・という時だったのですが、もうとっくに65歳になっています。

きっとあっという間に66歳ですね~

年を取るとあっという間に時が過ぎると言いますが、まさしくそのとおり!

同年代の方は、たぶん皆さん同じ思いでしょうね。

私は最近、亡くなった父(54歳で他界しました)がお酒を飲んでいつも言ってたことをよく思い出します。

1歳児は1年は1/1 つまり人生の100%を生きたからとても長いだよな・・・。50歳になると1年はその1/50。  短く感じて当然だし、実際に短いからなぁ。 やっぱ、毎日をしっかり生きていかなきゃな!

なんとなく身につまされるこの頃です。

 

皆さんへ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

私の場合は、母のおかげで自分の老後に対する考え方を改めることが出来ました。

どこまでやり通せるかはわかりませんが、少なくとも自分の老後は自分で面倒が見れる環境づくりはしっかり行おうと思っています。

同年代のみなさんは、どのようにお考えなのでしょうか?

最期まで充実した生活を送りたいものですね。

こまめ