介護を考える

介護を考える|介護老人保健施設|こまぶろ

2019.04.08.更新

ようこそ「こまぶろ」へ!管理人のこまめです。

私は母の入居先を探すにあたり老人ホームと言われる施設を1年ほどかけていろいろ調べていました。

最初は施設にどんな種類があり、違いはどこにあるか?
などわからないことだらけでしたが、最後まではっきり把握できなかったのことのひとつが特養(特別養護老人ホーム、介護保険法では介護老人福祉施設)と老健(介護老人保健施設)の違いでした。

 

この記事では介護老人保健施設についてご紹介をするつもりですが、私が当初わからなかった特養との違いも織り交ぜながらご紹介したいと思っています。

介護老人保健施設とは

介護老人保健施設は介護保険法第8条第28項により定められた、厚生労働省が管轄するサービスで、よく略して老健(ろうけん)と呼称されます。

 

 

 

介護老人保健施設は、介護を必要とする高齢者の「自立を支援」し「家庭への復帰を目指す」ために、医師による医学的な管理下において看護・介護といったケアが行われます。

また、作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーション、栄養管理・食事・入浴などの日常サービスまでを併用して提供する施設が介護老人保健施設です。

介護老人保健施設は医療ケアとリハビリを行い、特別養護老人ホームは身体介護を中心とした自立支援を行います。

利用者ひとりひとりの状態や目標に合わせたケアサービスを医師をはじめとする専門スタッフが行い、夜間でも安心できる体制が整っています。
(ただし、看護師が24時間常駐していない施設では、夜間のたんの吸引や点滴など医療行為の種類によっては受け入れができないケースもあるようです)

介護老人保健施設を利用できるのは

①.介護保険法による被保険者で要介護認定を受けていること。

②.病状が安定していて入院治療の必要がないこと。

③.要介護度1~5の高齢者(65歳以上)で、リハビリテーションを必要とすること。
(ただ、40歳以上64歳以下の場合でも、特定疾病により介護認定がおりている方は入居できることになっています)特別養護老人ホームは原則要介護3~5の方が対象です。

特徴

①.介護老人保健施設では様々なサービスが提供されますが「自宅に戻る」ための支援が中心となり、在宅復帰を目指すという性格が強い施設ため一定期間で退去することを前提として考えなければならない施設です。
入居期間は原則3~6ヶ月ですが、身体状況、受け入れ側の家族の問題などで実際の入居期間はある程度流動的なのが実情のようです。

②.介護老人保健施設では、自宅に帰った時の居宅ケアマネジャーと密に連絡し、住宅改修や福祉用具の準備などの在宅復帰が可能な環境を整えるためのアドバイスも行ってくれます。

③.介護老人保健施設から退去する時は看護師やリハビリ専門職など、多職種からの訪問指導が行われ、在宅生活に向けてのサポートがあります。

メリット

在宅復帰を目指すことができます

多職種が連携して家庭の環境や状況などに合わせた個別プログラムを準備してもらえるため、在宅復帰を目指すことができます。

福祉用具や住宅改修などについてもアドバイスがもらえることから在宅復帰後までを考えたサポートが受けられます。

 

機能訓練が充実しています

理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職がいることから、個人別の計画書に基づいた機能訓練が受けることができ、そのための器具や用具も充実しています。

介護老人保健施設はリハビリに重点を置かれた設備が充実し、特別養護老人ホームは生活に必要な、あるいは介護に必要な設備に重点が置かれています。

 

手厚い医療ケアが受けられます

医師が常勤し医学的管理のもとに安心した生活を送ることができ、薬も施設から処方されます。

 

初期費用は無料、月額費用も民間施設と比較すると低いです

公的な施設で、初期費用は無料です。

月額費用も目安としては15万円前後のため、有料老人ホームなどの民間施設と比較すると低料金となっています。

また公的な介護施設なので、所得の少ない方などは住居費や食費が減免されるなどの費用軽減の措置がされます。

ただし、その他費用(洗濯代、娯楽費、理美容代など)は別途費用が発生します。また居住費は2人部屋や個室の場合はさらに多床室に比べ高額になります。

また入居者の収入によって4段階に分けられ、居住費と食費については減免措置が設定されています。

 

入居のし易さ

入居については、地域、施設によって異なるようですが、特別養護老人ホームに比べて比較的入居しやすいと思われます。

 

デメリット

入所期間が限定される

在宅復帰が目的であり入居期間は3~6ヶ月の期間であり終身での利用は望めません。特別養護老人ホームでは終身での入居ができます。

 

多床室が多い

部屋は多床室(4人部屋あるいは)が多く、個室や2人部屋は4人部屋より室料は高額になります。

 

生活支援サービスは多くを望めない

入浴介助や排泄介助などの身体介護サービスは受けることができますが、洗濯や買い物代行などの生活支援サービスはあまり充実していないようにです。

洗濯物は家族が持ち帰って洗うか外部業者に依頼する場合が多いようです。

 

リハビリ以外に受けられるサービス

身体介護

週2回程度の入浴、オムツの交換や排泄介助、食事介助、着替えの介助などが受けられます

 

生活援助

定期的な居室の清掃やシーツ交換などの援助が受けられます(着替えの洗濯については、家族が持ち帰るか、外部業者に委託するケースが多いようです)

 

食事の提供

栄養士によって管理された食事が提供されます(医療食や嚥下能力に対応した介護食など、個別に対応してもらえます)

 

スタッフと人員配置

医師 常勤で入所者100人に対して1人以上
(施設の管理者を兼ねていることもあります)
看護師(准看護師)・介護職員 看護・介護職員合わせて入所者3人に対して1人以上
看護職員の人数:看護・介護職員総数の7分の2程度が標準
介護職員の人数:7分の5程度が標準
理学療法士
作業療法士
または言語聴覚士
入所者100人に対して1人以上
(入所者の状況に合わせたリハビリテーション計画を作成実施します)
介護支援専門員 1人以上
(入所者の介護、看護、機能訓練、栄養管理、投薬管理などの施設サービス計画を作成します)
栄養士 入所者100人以上の場合は1人以上
(献立の作成、入所者の栄養管理などを行ないます)
支援相談員 1人以上
(入退所における相談、日頃の入所生活における相談援助を行います)
薬剤師 適当数(入所者の投薬管理を行います)

 

共有スペース

居室の他に、診察室、機能訓練室、リビング、食堂、浴室、レクリエーションルーム、洗面所、トイレ、サービスステーション、調理室、洗濯室又は洗濯場、汚物処理室の設置が義務付けられています。

 

皆さんへ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

介護老人保健施設は在宅を目指したサービスを中心とした施設で、終生を過ごすことはできないこと。

特別養護老人ホームは介護を主眼に置いた施設で、終生を過ごすことのできる施設である。

これが私の理解度です。

まだまだ表面的な理解でしかないと思いますが、少しずつ勉強をしていきたいと思います。

この記事が皆さんのお役に立ちますように。

こまめ

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