介護を考える

介護を考える|介護保険を利用するには|こまぶろ

2019.04.21.更新

ようこそ「こまぶろ」へ!管理人のこまめです。

私の母は、2017年7月に介護保険の認定申請をして「要支援2」と認定されました。

1年後の2018年6月に更新申請をして「要支援2」のまま更新ということになり、引越しによって2018年7月に新しい住まいのある市役所に異動届を提出しました。

 

 

新しい住まいで交付された介護保険証は2018年12月までとなっており、新たに2019年1月から介護保険の適用をうけるため12月中旬に市の担当者の方と面談を行い、届いた結果は「要介護1」でした。

介護保険を使わせてもらおうと思うと、認定のための手続きに案外手間取り、行政区をまたぐ転居などがあるとさらにいろいろな手続きが必要になります。

今回は、介護保険を使おうと思うと、どんな手続きが必要になるかについて説明しようと思います。

介護保険を使うには?

まず基本は65歳以上であることが必要です

被保険者の方で、けがや病気あるいは高齢になって介護が必要となった場合には、65歳以上(あるいは40~64歳で特定の疾病などにより介護が必要と認められた方)になると介護保険のサービス(介護サービス)を受けられるようになります。

 

具体的には
・65歳以上は「第1号被保険者」
・40~64歳までは「第2号被保険者」
となります。

 

40~64歳(第2号保険者)は、まだ介護の必要がない年齢とされており、基本的には介護保険サービスを利用することができません。

 

しかし、特定疾病と呼ばれる16種類の疾病のどれかに罹患している場合には、40~64歳でも「第2号被保険者」として介護保険の適用を受けることができます。

要介護認定の申請を行う必要があります
申請先は市区町村です

介護サービスを受けるには、まず市区町村に「要介護認定」の申請を行い、要支援1~2あるいは要介護1~5のいずれかの認定を受けることが必要です。

 

要介護認定の申請はケアマネージャーなどに代行をお願いすることができます

 

申請を行うにあたっては、利用者本人や家族の方が行うこともできますが、利用者や家族の代わりに「地域包括支援センター」「居宅介護支援事業者」「介護保険施設」の職員が申請を代行することも可能です。

 

つまりケアマネージャーに申請の代行をお願いすることもできます。
私も、母の申請にあたってはケアマネージャーに代行をお願いしました。

 

介護認定ための審査が行われます

 

申請を受けた市区町村は、利用者の心身の状況を調査して「要介護(支援)認定」を行うことになります。

申請をすると市区町村の担当者から、本人あるいは家族あて、この調査を行う日時の調整のための連絡が入ります。

 

認定を進める上ではかかりつけ医による意見書(主治医意見書)が必要になります。

私の母の場合は、以前の住まいの時も、いまの住まいの時も要介護認定の申請書に主治医を記入するようになっており、市区町村から主治医に対して、直接意見書の記入について依頼が行きました。

市区町村の認定調査員による調査を受けた後、保険者である市町村に設置される介護認定審査会で判定されることになります。

 

認定のプロセス

 

認定調査員の調査に基づく判定(一次判定)

二次判定(一次判定の補正)

二度の審査で介護認定がされます。

 

介護認定の結果

認定の結果は大きく分けて「自立」「要支援」「要介護」に分けられます。

「自立」介護の必要性はないと判断される状態。

「要支援」生活機能が低下し、その改善の可能性が高いと見込まれる状態。

「要介護」現在、介護サービスが必要であるという状態。

 

このうち要支援と要介護が介護保険の対象となります。
更に要支援は2段階に、要介護は5段階に分けられます。

自立

特定高齢者

自立しているが介護や支援が必要となる恐れのある高齢者
介護予防事業への参加が可能
(健康教室など)

自立した生活が送れるすべての高齢者
全額自己負担となります

 

要支援1

生活の中で、身の回りの世話の一部に手助けが必要な状態。
立ち上がり時などになんらかの支えを必要と場合ときがある。
排泄や食事は、ほとんど自分でできるなど。

要支援2

要支援1の状態から能力が低下し、日常生活動でなんらかの支援または部分的な介護が必要となる状態。

要介護1

みだしなみや掃除などの身の回りの世話に手助けが必要。
立ち上がり、歩行、移動の動作に支えが必要とするときがある。
排泄や食事はほとんど自分でできる。
混乱や理解の低下がみられることがあるなど。
日常生活は、ほぼひとりでできる。

要介護2

みだしなみや掃除など身の回りの世話の全般に助けが必要。
立ち上がりや歩行、移動になんらかの支えが必要。
排泄や食事に見守りや手助けが必要なときがある。
混乱や理解の低下がみられることがあるなど。
日常生活の中の動作に、部分的に介護が必要。

要介護3

みだしなみや掃除など身の回りの世話、立ち上がりなどの動作がひとりでできない。
歩行や移動など、ひとりできないことがある。
排泄が自分でできない。
いくつかの不安行動や理解の低下がみられることがあるなど。
日常生活の動作の中で、ほぼ全面的に介護が必要。

要介護4

みだしなみや掃除など、立ち上がり、歩行などがほとんどできない。
排泄がほとんどできない。
多くの不安行動や、全般的な理解の低下がみられることがあるなど。
介護なしでは日常生活が困難。

要介護5

みだしなみや掃除など、立ち上がり、歩行や排泄、食事がほとんどできない。
多くの不安行動や、全般的な理解の低下がみられることがある。
ほぼ寝たきりの状態に近い、など。
介護なしでは日常生活が送れない。

ケアプラン

ケアプランとは介護サービスの利用計画書のことで、介護保険を適用したサービスを受ける場合は必ず市区町村に提出しなければなりません。

 

一般的にはケアマネジャー(介護支援専門員)が、利用者本人・家族と相談しつつ内容を作成していくことになります(私の母のケアプランもケアマネージャーに作ってもらっています)。

 

ケアマネジャーは、利用者の状態・ニーズを把握し、どのような援助を行うことが自立支援につながるのかを考慮し、利用すべきサービスの種類、頻度、利用する時間などを立案します。

 

ケアプランは作られればそれで終わりというわけではなく、PDCAを繰り返して、その中で適宜見直されていくことになります。

 

PDCAとは

PDCAサイクル(PDCA cycle)は、もともとは生産技術における品質管理などの継続的改善手法です。

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善することを目指す手法です。

Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。

Do(実行):計画に沿って業務を行う。

Check(評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。

Action(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。

この4段階を順次行って1周したら、最後のActionを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとに各段階のレベルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務を改善する手法です。

 

ケアプランを作成してもらう上でケアマネージャーに伝えたい事項

1.要介護者の療養上の問題と生活する上で困っていることを伝えましょう
2.要介護者と家族が今後どのような生活をしていきたいかを伝えましょう
3.医師から受けている指示やアドバイスを正確に伝えましょう
4.話せる範囲内で経済的な状況や家庭の事情を伝えましょう

 

ケアマネジャーの役割

ケアマネジャーは介護保険法に基づく職種です。

 

ケアマネージャーは要介護者または要支援者がその心身の状況に適した介護サービスを利用できるように、ケアプランの作成や自治体・サービス事業者間(医療・介護・看護)との調整を行うのが主な仕事です(ケアマネジメント)。

 

介護保険サービスは種類が豊富で、要介護者が住んでいる地域にどのようなサービス事業者があるのかなど、初めて介護を必要とする方や家族には分からないことが多いものです。
ケアマネジャーは、その豊富な知識、経験をもとに、そんな利用者をしっかりとサポートしてくれる頼もしい存在です。

 

分からないこと、困ったことは、まずはケアマネージャーに相談しましょう。

 

こうして介護保険が利用できるようになります

ポイントは

まず自分で行動(申請)することです。
(申請するあるいは申請の代行を依頼する)

待っているだけでは介護保険を利用できません。

家族や「地域包括支援センター」「居宅介護支援事業者」「介護保険施設」の職員でも代行できますが、まず行動することが大切です。

 

皆さんへ

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

介護保険を利用するうえで、一番頼りにできるのはケアマネージャーだと思います。

困っていることなどを遠慮なくケアマネージャーに伝えることで、要介護者にとって、あるいは要介護者の家族にとって適した提案をしてもらうことができます。

ケアマネージャーとの情報交換はしっかり行うことが大切だと思います。

この記事が皆様のお役に立てますように。

こまめ

 

 

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