介護を考える

介護を考える|はじめての老人ホーム探し2(施設の種類と入居するまで)|こまぶろ

2019.06.02.更新

ようこそ「こまぶろ」へ!管理人のこまめです。

介護を考える中で、多くの方にとって老人ホームの存在はとても大きなものであると思っています。

この記事では老人ホームといわれる施設について、私の経験をふまえて紹介したいと思います。

私が老人ホームを探すことになった経緯は「はじめての老人ホーム探し1」をご覧くださいね。

 

老人ホームの種類

私が最初に取りかかったのは、老人ホームってどんな種類があるんだろう?誰でも入れるのかな?といったところからです。

いろいろ調べましたが、老人ホームあるいは介護施設といわれる施設はかなり種類が多く、最初のうちは違いがよく分かりませんでした。

私なりにまとめた老人ホームの種類は以下の通りです。

興味のある方は こちらをご覧くださいね 介護を考える|介護保険施設とは

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老人ホームの種類

※上の表は標準的な受入条件です。
民間型の場合は施設によって受入れの条件が異なる場合がありますので直接施設に確認しましょう。

【民間型】

 

介護付有料老人ホーム

要介護者のみが入居できる「介護専用型」と自立・要支援と要介護の方を対象にした「混合型」があります。

住宅型有料老人ホーム

自立の方を対象にしたところが多いようですが、介護が必要になった場合は、外部のサービス事業者(訪問介護など)に入居者個人が契約をして介護サービスを受けることになります。

健康型有料老人ホーム

基本的に、自立できる高齢者しか入居できない施設です(食事のサービスはつき、介護は原則ありません)。介護が必要になった場合は契約を解除し退去することになります。
ジムや温泉といった健康維持のために欠かせない設備が付随します。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

自立できる60歳以上の人が入居でき、相談員が常駐し、安否確認と生活相談サービスなどが受けられます、ちなみに私の母もサ高住にお世話になっています。

グループホーム

認知症高齢者(介護保険の第1号被保険者)向けの施設で高齢者の自立を促し精神的安定を図る施設です。家事等は分担制になっています。

シニア向け分譲マンション

高齢者を対象にした分譲マンションで所有権を有し、売却・賃貸・相続などが可能な資産となります。付帯サービスや共用設備は様々です。

 

【公共型】

 

特別養護老人ホーム(特養)

要介護3以上の高齢者のためにの公的施設。入居の順番は申し込み順ではなく介護度以外に家族状況なども考慮して必要度が点数化され、緊急度の高い方が優先されます。待機者は非常に多いようです。

介護老人保健施設(老健)

病院を退院後すぐの在宅生活が難しい要介護1以上の方を対象にした、在宅復帰を目指すための介護保険施設です。入居期間は原則3~6ヶ月で、状態に応じて入居・退去の判定がされます。

介護医療院(旧介護療養型医療施設)

専門的な医療サービスを必要とする要介護1以上の高齢者を対象にした施設で、医師や看護師が常勤し たん吸引、カテーテル、経鼻栄養といった本格的な医療やリハビリ指導が提供されます。

ケアハウス

「一般(自立)型」と「介護型」があり、所得制限がありません。入居金や家賃は必要ですが自治体からの助成を受けて運営しているので比較的低料金で入居することができます。

 

施設選びから入所まで

 

ご注意

私の母の場合、サ高住に入居する前提で施設選びをして手続きを進めました。

以下の内容は私の経験を中心に記事を書き上げていますので、内容がサ高住に偏ったものになっているかもしれません。その点にご留意の上お読みいただくようお願いいたします。

また、皆さんが実際に入居を検討→決定する過程においては皆さん自身の判断で決定するようお願いいたします。

老人ホームは高齢者にとって第二の我が家となり、家族にとっては大切な家族を安心して預けたい場所です。後悔しない施設選びをするためのポイントは何か?
私が母(要支援2)の施設を選ぶ過程で大切だと思った項目をお話しします。

 

1.本人の介護認定がどの程度か?

自立なのか? 要支援なのか? 要介護なのか? これによって、入居できる施設が異なってきます。

管理人
管理人
私の母の場合は要支援2でした。

 

2.本人&家族全員の気持ちをよく聞き、希望する条件をまとめましょう。

すべてが理想にあう施設はまず見つかりません。入居する本人と家族でしっかり話し合い、何を優先するのはどれか?妥協してもよいのは何かをまとめておきましょう。

管理人
管理人
私の母の場合は

①夜なにかあったら駆けつけてくれる人がいること。

②健康なときはある程度自由に行動できること。

③他の入居者が母と同程度の要支援の人が多い施設

④地域

この4点を希望とました

3.ケアマネージャーに相談しましょう。

2の希望を伝え、どんなタイプの施設が良いか? 具体的に希望に合致する施設があれば紹介をお願いしましょう。

 

4.施設の情報収集をする

3と同時に自分でも施設の種類などを研究し、希望に適合すると思う施設を探しましょう。(ケアマネージャーに任せっぱなしはお勧めしません)

管理人
管理人
私はインターネットで、希望する地域と施設の種類を絞って調べました(候補として10箇所くらいを選びました)

※インターネット上には施設を紹介しパンフレットまで用意してくれるサイトが多くあります。こういったサイトをうまく使用するのが効率的です。ただ注意したいのがサイトによっては施設の諸条件が古く現状と違っていたり、個人情報を求めてくるサイトもありますので注意しましょう。

管理人
管理人
私は、個人情報をうっかり入力してパンフレットなどを一括して手配したら、あとから「どの施設に決めたのか?」という問い合わせが頻繁に入るようになり閉口した経験があります。どうやらそのサイトを経由してパンフレットを手配し、入居が決まったら施設から何らかの手数料がサイトに入る仕組みなんでしょうね

 

5.施設を整理して絞り込む

4自分で選んだ施設が本人の介護認定条件に適合しなかった。というようなこともありますので、ケアマネージャーからの助言もよく加味して施設を絞り込みましょう。

管理人
管理人
私はケアマネージャー・本人・家族とも相談のうえ、最終的に「サ高住」に決め、8箇所の施設に絞り、調査を進めました
※サ高住は要支援2でも入居できますからね! しかし!実際は断られる・・・というか付帯条件を付けられるケースがありました。(後程、お話しします)

 

6.資料を取り寄せる

希望する施設に電話してパンフレットなどの資料を送ってもらうよう依頼します。あるいは施設の公式サイトから情報を入手しましょう。

管理人
管理人
私は、当初は施設を比較検討できる便利なサイトで各施設の諸条件を比較検討していましたが、実際の施設の条件と違っているところが散見されました。こういった比較検討できる便利なサイトは、諸条件の見直しが頻繁にできないため、実際の条件と異なっている場合がありますので注意が必要です
管理人
管理人
私は施設に直接電話してみることをお勧めします。応対は一スタッフですが、電話口の応対もその施設の雰囲気を把握するのに役立ちますよ

 

パンフレットについて

パンフレットはあくまでも「施設の入居者を募集するための広告」です。

施設側としては見た人が「入居したい」と思ってもらえるようにパンフレットの内容を作っています。

パンフレットの情報を鵜呑みにしてしまうと入居後に「想像と違ってた… 」ということになりかねません。あくまでもパンフレットの内容は参考程度に考え、実際に見学した印象を大切にしましょう。

 

7.さらに施設を絞り込み

料金、夜間の体制、諸条件などで更に施設を絞り込みましょう。

管理人
管理人
私はこのあと8個所から5箇所まで絞り込みましたが、あまり絞り込みすぎないほうが良いと思います。私は実際の見学にいって「ここは止めよう」と思った施設は3箇所あり残ったのが2箇所だけでした。
パンフレットと実際の施設の雰囲気等は、かなり違う場合が多いと思います。また条件面も額面通りではない?ようなシーンも経験しましたよ

 

8.見学をし説明を受ける(私はまず本人を除いて家族だけで見学に行きました)

施設にあらかじめアポイントを入れ見学をしましょう(アポイントなしだと担当者がいなくて見学などができない場合があります、食事時に見学するのをおすすめします)

 

チェックしたいポイント

※施設では最近いろいろな事件が起きていますね、ここはジックリ・シッカリ見極めましょう!!

・施設長(責任者)の人柄雰囲気
・施設従業員の雰囲気(イキイキして働いているか)
・入居者の雰囲気(明るくイキイキしているか)
・清潔感があるか(便臭等は残っていないかもチェック)
・食事の雰囲気&内容(施設で実際に調理しているところもありますし、業者から取り寄せてレンジでチン!の施設もありますよ)
・時間が合えばレクリエーションの内容
・その他貴方が気づくこと全て

管理人
管理人
気になることははっきり聞くか、聞き辛ければケアマネージャーに相談して調べてもらいましょう

 

あるサ高住の場合

私は5箇所の施設を約3週かけて見学しました、いずれもサ高住。
じっくり見学させてもらって、聞き辛いこともしっかり聞きました。
その中で、こんなことが・・・ (私だけがおかしく感じたのかもしれませんので、ご判断は皆さんでしてくださいね)
・サ高住とは「自立」「要支援」「要介護」いずれも対象となっています
・あらかじめ入手したパンフレットにもそのように記載されており、特段の制約事項も記載されていません

施設A(サ高住)の施設長
うちは要介護の方を対象にしてますので、費用とは別に3万円追加して納めてもらわないと(要支援の方は)お引き受けできませんよ。

おいおい・・・ パンフレットにちゃんと書いておけよ!

施設B(サ高住)の施設長
うちは要支援の方の入居枠を設けていましてね、部屋は空いていますが、いまは枠がいっぱいなのでお引き受けできません。

なんだよ、そんなこと パンフレットに何も書いてないぞ!

これって「有り」なの?  未だにモヤモヤしています。
まぁ、逆説的に考えれば こんな施設はこちらから断りますけどね。
みなさん、施設の実際の現場・現状をしっかり見極めましょうね。

 

9.本人を同行して再度見学をする

管理人
管理人
8では本人を除いて、候補にあげた施設を見学しました。
ここで更に施設を絞り込んで(私は2箇所に絞りました)本人を連れて見学に行きました。

果たして本人が気に入るかどうか・・・
アポイントをとり、本人に施設の責任者の人柄も含めて施設の雰囲気を見てもらいます。
ここで本人が「ここがいい!」と決めてくれればよいのですが、私の母の場合は「よくわからんから任すよ」ということで、家族で協議して最終的に1箇所に決めた経緯があります。

皆さんのところがどうかは判断に迷いますが、一度は本人に実際の施設を見せておいたほうが良いと思います。

 

9.体験入居

ほとんどの施設では、希望すれば体験入居(有料)ができます。
本人が希望したら体験入居をすることをお勧めします。

管理人
管理人
私の母は体験入居はしなくて良いという意見でしたので、体験入居についての詳しいお話が用意できません。

 

10.申し込み

1~2箇所の施設に絞ったら仮押さえの入居申し込みをしておきましょう。必要な書類の用意や入居前面談の日程決めなどを行います。施設にもよりますが仮押さえの期限は1ヶ月ほどですのでなので手早く準備を進めましょう。

もし複数の施設を検討中なら上記の通り、1ヶ月を目途に1箇所に絞って手続きを進めましょう。
1箇所に絞るときには、契約書や重要事項説明書を熟読し内容を理解しておきましょう。不明点は必ず聞いて解決すること!後々のトラブルを避けるためにも必須ですよ。

その他

・健康診断書は必須ですので早めに準備しましょう。

・施設側が入居希望者の健康状態や身元保証人などの経済面などをチェックする面談があります。本人が入院中などの理由で、施設に行けない場合は出向いてもらうよう依頼します、必要に応じて状況を遠慮なく伝えましょう。

・最近では保証人なしで入居可能な施設もあるようで成年後見制度や民間の保証会社の利用も可能となっているようです。

・身元保証人が必要。身元保証人は、介護施設にとっては補償の意味合いもあり必須です、あらかじめ誰が身元保証人になるか家族で決めておきましょう。

・最終的に「施設のスタッフ」をもう一度だけしっかり観察してください。施設に入居すると一番身近で頼りにするのは、その施設のスタッフです。もっとしっかり見極めて不安な点があれば事前に解消しておきましょう。

 

施設の運営法人の経営状況

高齢者向けの施設は、新しい分野のビジネスとして捉えられ多くの企業が参入しています。そのため、施設数も多くなっていますが経営に失敗し、倒産するケースもあります。安心して暮らせる施設を探すためには経営状況の確認がとても重要だと思っています。

まず経営母体となる企業が安定しているか?介護事業の経験があるか?を確認しましょう。大企業が関わっている施設でも、ノウハウが不足すると経営に失敗し事業から撤退することもあり得ます。

設立してからある程度の年数が経っている施設や、職員の離職率の低い施設、医療法人などが関わっている施設は比較的安心だと思います。

ネットの口コミは信ぴょう性にかける面もありますが、ひとつの情報として確認してみましょう。

あとケアマネージャーに評判を聞いてみるのも良いですね。

 

11.入居

さてこれで入所するだけになりました。 大切なのはここからですよ。
家族は「やれやれ・・やっと入居ができるね」ですが、本人は初めての施設に入り楽しく生活していけるか心配と不安のかたまりです。
施設での生活のペースができるまで、本人の立場になって優しくこまめに(私のことじゃナイヨ)接してあげてくださいね。
本人が頼れるのは家族の貴方たちしかいないんですから。

 

参考

私の母は実際には、2018年7月からサ高住に入居しました。初期費用等は別にして、7月8月9月の平均生活費用はサ高住(約200000円水光熱費・イベント等参加費含む)、デイサービス約6500円、外食・お菓子等の雑費約15000円の221500円ほどです。

 

皆さんへ

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

私の母は2018年7月からサ高住に入居しました。

実際に老人ホームなどの施設の勉強を始めて、母の介護認定の手続きをし、ケアマネージャーとの打ち合わせをして・・・等々のことを進めだしたのは2017年5月です。

今になって思えば、最初は訳も分からずトンチンカンな動きをしていましたが、逆にいろいろな勉強を一からできたのかな?と思っています。

母のため。それは私や家族のためでもあることがわかってきました。

 

2019.05.27.

この記事を書いたときには知りませんでしたが、介護について勉強する中で「地域密着型サービス」があることを知りました。

たまたま私の住まいの近くに、新しく地域密着型サービスの施設ができ、更にお隣のおじいさんが、入居する事になりました。

私も、施設に同行させて頂き、施設長にいろいろ教えていただいている最中です。

新しい介護サービスが創設されていますが、流れは在宅介護あるいは地域内での介護に向かっているようですね。

少子高齢化が進む中、難しい問題を抱えながらの流れですが、いずれは・・・いやいや、もうすぐ自分自身の問題になります。

基本は、自分の介護は自分で準備するというスタンスが必要かなと思うこの頃です。

 

皆さんに、この記事が皆様のお役に立ちますように

こまめ

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