2019.04.28.更新
ようこそ「こまぶろ」へ!管理人のこまめです。

今回は、地域密着型サービスのひとつである「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」についてまとめました。
このサービスも在宅介護を進める為の施策のひとつであり、料金が固定であるため在宅介護介護をしている方、あるいはこれから在宅介護を始めようと考えていらっしゃる方には有効なサービスと思います。
事前にケアマネージャーと相談の上、よく下調べをして取り組まれることをおすすめします。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは
介護を必要とする方が、できる限り自宅で自立した生活を送れるようにサポートをするため、平成24年4月から始まった新しいサービスです。
定期的な巡回サービスと、利用者の必要に応じて随時対応するサービスとに分かれており、24時間365日の対応を行ってもらえます。
訪問に際しては介護スタッフと看護師が連携することによって、介護と看護、両面からのサポートが受けられます。
そのため要介護者にとっては、必要なケアを、必要なタイミングで受けることのできるサービスと言えるでしょう。
メリットとデメリット
要介護者の環境や健康状態などに合わせて、時間的にも内容的にも柔軟なサービスを受けられるのが一番のメリットではないでしょうか。
いざというときにすぐに専門家に相談できる仕組みがあり、特に看護師による医療面でのケアも受られることは、要介護者や家族にとっても大きな安心につながります。
このサービスは、月ごとの定額制のサービスであり安心して利用できます。(似たサービスとして「夜間対応型訪問看護サービス」がありますが、こちらは訪問ごとに料金が発生します。)
ただ、定額制ですので、あまりサービスを利用しない方にとっては、割高になる可能性があります。
また、このサービスは需要が多いため、地域によっては事業者のサービス提供が不足し、十分なサービスが受けられない場合もあるので、ケアマネージャーと相談の上、事前にしっかり調査する必要があります。
4つのサービス
定期巡回・随時対応型訪問介護看護には、次の4つのサービスがあります。
これらのサービスには、1つの事業所で訪問介護と訪問看護を一体的に提供する「一体型」と、訪問介護を行う事業者が地域の訪問看護事業所と連携をしてサービスを提供する「連携型」があります。
①定期巡回サービス
計画に基づき、一日に複数回、定期的に訪問介護あるいは看護が受けられるサービスです。
サービスは、入浴やトイレの介助、食事のサポート、寝返りの介助、投薬の確認などがあります。
②随時対応サービス
要介護者や家族の連絡を受けて、サービス提供者のオペレーターが対応を行ったり、状況に応じてサービスの手配を行います。
③随時訪問サービス
要介護者や家族の連絡を受けて、サービス提供者のオペレーターの要請により訪問介護員等が利用者の居宅を訪問して、入浴、排せつ、食事等といった日常生活上の世話を随時行います。
④訪問看護サービス
要介護者の心身の状態に応じて、医師の指示に基づいた訪問看護が受けられるサービスです。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の対象となる方
要介護1~5の方(要支援の方は利用できません)
要支援1~2の方は「介護予防訪問リハビリテーション」の対象となります。
利用料金
こちらを参照下さい
厚生労働省
皆さんへ

最後まで読んでいただきありがとうございます。
いろいろな介護サービスを調べるにつれて、ますますケアマネージャーの存在を大きく感じるようになってきました。
私も母の介護をするにあたり、介護サービスのことをいろいろ勉強しているつもりですが、やはり付け焼刃の域を出ません。
現場に近い立ち位置で毎日仕事をしていらっしゃるケアマネージャーが、要介護者あるいは、その家族にとって一番頼りになる方だと思います。
介護を進めていくにあたっては、しっかりケアマネージャーと相談し、様々な助言をもらいながら進めるのが一番良い方法だと思います。 困った事などがあれば、ありのままを話して相談に乗ってもうらうことが解決への第一歩のように思います。
この記事が皆様のお役に立てますように。
こまめ