介護を考える

介護を考える|ケアマネージャーの選び方・上手な付き合い方|こまぶろ

2019.06.11.更新

ようこそ「こまぶろ」へ!管理人のこまめです。

介護を考えるとき、とてもお世話になるのがケアマネージャーです。

私は母のケアマネージャーを決めるときに、かなり下調べをして母のために少しでも良いケアマネージャーを探そうとしました。
ここではケアマネージャーについて私の経験をふまえてお話ししたいと思います。

私の母の場合は2017年に最初のケアマネージャー(Aさん)に着いていただき、今年の引っ越しに伴い2人目のケアマネージャー(Bさん)のお世話になっています。私のように引越し等で居住地(行政区)が変わるとケアマネージャーも交代することになるようですね。

この記事が皆さんのお役に立ち、良いケアマネージャーを見つけて頂けるととても嬉しいです。

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介護保険のプロ・ケアマネージャー(介護支援専門員)

ケアマネージャー(介護支援専門員)は介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業者との調整を行う、介護保険に関するスペシャリストのことです。

 

ケアマネージャーになるためには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があり一定の実務経験も求められ、介護福祉士がステップアップのために資格を取得したり、看護師などの医療従事者が介護の専門知識を得るために取得したりするケースが多く見られるようです。

もう少し詳しく説明すると。

■医師、看護師、介護福祉士、理学療法士、社会福祉士などの国家資格を持ち、従事している期間が通算して5年以上ある人。また、それに当たる業務に900日以上従事している人。

■生活相談員、支援相談員、相談支援専門員などの相談援助業務に従事している期間が、通算して5年以上ある人。また、それに当たる業務に900日以上従事している人。

こういった方々が介護支援専門員実務研修受講試験に合格しケアマネージャーになっています。

 

役割1:ケアプランの作成や給付管理

ケアマネージャーの役割のひとつが、介護保険サービスを利用する際に必要なケアプランの作成です。

 

 

作成する際には、サービスを受ける高齢者が抱える問題点を具体的に整理し、高齢者が自立した日常生活を送れるように支援する上での課題を把握する「アセスメント(課題分析)能力」が求められます。

アセスメントを通して、「自力で数メートル歩けるようになる」「自分一人で食事できるようになる」などの目標を高齢者・家族と一緒に決め、目標の達成状況を適宜モニタリング(現状を観察して把握)します。

介護保険サービスの利用で発生する介護給付費の管理(給付管理)は、事業所によっては事務員が行う場合がありますが、基本的にはケアマネージャーが行う重要な仕事です。正しく介護給付が行われるように、国民健康保険団体連合会に必要書類を提出する役割があります。

 

役割2:利用者とサービス事業者の間の調整役

ケアマネージャーには、サービス事業所と高齢者を繋ぎ合わせる調整役の役割も求められます。

 

介護保険サービスには訪問介護(ホームヘルパー派遣)や通所介護(デイサービス)などがあります。

しかし、事業所の数は非常に多く利用者である高齢者自身や家族で目的に合った事業所を探すことは困難です。そのようなときに、ケアマネージャーがさまざまな事業所についての情報を利用者に提供し、その情報に基づいて利用者が事業所を決めます。

私の母の場合は、要支援2でしたのでケアマネージャーに同程度の介護認定を受けている方が多くいる事業所を選んでほしいとお願いし、3か所ほど候補を出してもらい見学の上デイサービスを決めた経緯があります。

また、高齢者やその家族は事業所に要望やクレームを直接言いづらい場合があります。そのようなときは、ケアマネージャーが代弁して事業所に意見を伝えたり、反対に事業所の考えを利用者に伝えて調整役を務める役割もあります。気の利いたケアマネージャなどですと「どうですか?不満とか困ったことはありませんか?」と問いかけてくれますよ。

 

役割3:ケアマネジメントの枠に収まらない、ケアマネージャーの仕事内容

介護支援専門員とも呼ばれるケアマネージャーですが、その仕事内容は多岐にわたります。前述のとおり、介護が必要な方に介護保険サービスを提供するほか、生活困窮者には生活保護申請の補助を、食事に困っている方に配食の紹介を行います。

 

時には施設の利用者とその家族の仲を取り持ったり、高齢者などに地域活動の参加を促したりすることもあります。

介護支援専門員といえども、ケアマネージャーの仕事内容は単なる介護業務の枠に収まりません。そのため大変さもあるようですが、私たちがお世話になったAさんは「自分のケアマネジメントによって高齢者の生活が改善されたときは大きなやりがいを感じられる」と仰っていました。

確かに私たちがお世話になった最初のケアマネージャーのAさんは「曜日・時間は関係ないんですよ。困ったことや相談したいことがあったらいつでも電話してくださいね」と仰っていただけました。実際には不躾な電話をしたわけではありませんが、私たちにとってはその一言がとても心強く感じられたものでした。

 

役割4:そもそもケアマネージャーとは?

先ほどまでの話と重複しますが、そもそもケアマネジャーは、高齢者が必要としている介護サービスを過不足なく利用できるように、高齢者の立場に立って総合的な支援をする役割を担っていますと言われています。

 

介護サービスは、高齢者が自立した日常生活を送るために必要とする治療や看護といった保健医療サービスから生活支援などの福祉サービスまでを総合的に判断してサービスを組み合わせ、適切に利用するものです。

ケアマネジャーはこの介護サービスのマネジメントを行う人で介護・医療・福祉分野の何らかの資格を持ち、実務経験が5年以上あり試験に合格した人がなれる職業です。

ケアプランの作成と介護サービス事業者との連絡や調整を行う事業者を「居宅介護支援事業所」といい、ケアマネジャーはそこに所属しています。

ケアマネジャーの具体的な仕事には、介護保険の申請代行、ケアプランの作成、介護に関わる各種手続き、市区町村や介護サービス提供者との連絡や調整などがあります。介護サービスはケアプランがないと利用できませんので、ケアプランをつくることはケアマネジャーの要の仕事といえます。

ケアプランは利用者(高齢者)自身が作成することも可能とされていますが、これは現実的ではありません。ケアマネジャーは給付の上限額(区分支給限度額)の範囲内でサービスを組み合わせるための正確な計算ができるため、専門職であるケアマネジャーにケアプランを依頼するのが一般的です。

なお、ケアマネジャーへの支払いはすべて介護保険により賄われているため、利用者の自己負担はありません。
ケアマネジャーは、高齢者一人ひとりに適切なケアプランをつくるために、高齢者と家族の相談に応じ、よく話を聞き、高齢者の課題をまとめあげてケアプランの作成をすることになります。

 

ケアマネージャーの探し方

要支援の人のケアマネジャーは自動的に地域包括支援センターになりますが、要介護認定の人のケアマネジャーは居宅介護支援事業者のケアマネジャーになり、利用者自身で選ぶことができます。

ケアマネジャーを探すには、高齢者が住んでいる市区町村の介護保険課もしくは地域包括支援センター行き、居宅介護支援事業所のリストまたは「ハートページ」をもらい、そこから探すのが一般的です。

私の母の場合も最初は区役所の介護保険課で相談し、地域包括センターを紹介してもらってケアマネージャーを決めた経緯がありますよ。

「ハートページ」の居宅介護支援者の一覧ページには、名称、所在地、電話番号、受付時間、ケアマネジャーの人数、休業日、併設サービスなどの基本情報が載っていますので、ピンときた事業者に電話をしてみましょう。

ここで言う併設サービスとは、訪問介護事業所やデイサービスなどのことで、居宅介護支援事業者にはこの併設サービスがある併設型とない独立型の2種類があり、ほぼ90%は併設型のようです。

例えば、訪問看護ステーションを併設している居宅介護支援事業者ならば、医療との連携に強みを持つケアマネジャーがいるだろうという想定ができます。また、利用したいデイサービスが既にあれば、そこで併設している居宅介護支援事業者を選ぶという選択もあります。

ケアマネジャーを探す方法としては、その他にも、かかりつけ医に相談して医療との連携が得意なケアマネジャーを教えてもらったり、入院中でしたら病院からケアマネージャーを紹介してもらったりできるようです。

私の義父は入院中に、その病院からケアマネージャーを紹介してもらい介護認定をとりましたよ。

また同じ地域で実際に介護サービスを利用している人たちの口コミを参考にしたり、友人や知人に介護業界で働いている人がいたら、どんなケアマネジャーがよいかのポイントを聞いたりするといいかもしれません。

また、ケアマネジャーになる人は、それ以前に、介護福祉士、ホームヘルパー、看護師、社会福祉士など福祉や医療の実務経験があります。利用者が医療に重点を置く必要があれば看護師資格を持つケアマネジャーを、身体介護や家事支援の必要性が高い場合は介護福祉士やヘルパーの資格を持つケアマネジャーを探すのも一案ですね。

 

失敗しないケアマネジャーの選び方・チェックポイント

 

ケアマネジャーを選ぶポイントは、人柄と能力を見ることです。

話が脱線してしまいますが私の母がお世話になったケアマネージャーのAさんは先の話の通り素晴らしい人でした。

しかしBさんは『平日は5時までの勤務ですから』『土日祝日はお休みなので』ということで、相談したくて電話しても電話にでてくれません。 また、後日困ったときしか電話をしないから電話くらいは出てもらえないだろうか?と相談しましたが良い返事を頂けませんでした。

また最近では『今度、お母さんと息子さんとお話がしたいのですがご都合はいつか良いですか?』との連絡があり、仕事の都合もあったので「平日なら16:30以降ならOK」「土日はいつでもいいですよ」と回答したところ『私の都合が悪いので、今回はお母さんと私でお話しをしますので良いですよ』とのこと。もう少し様子を見て話し合って改善されなければケアマネージャーの交代を申し入れようと思っています。

 

ケアマネージャーを選ぶポイント

・話を親身になって聞いてくれること
・利用者本人と家族の両方に対して公平であること
・介護サービスの専門的な知識をもっていること
・納得できるケアプランを立てられること
・理解しやすい説明をしてくれること
・介護サービス以外の支援サービスについての知識があること
・守秘義務があることをきちんと説明してくれること
・電話がつながりやすいこと

 

なによりも信頼関係を築けそうな相手であることが重要です。

 

もう少し具体的に説明したいと思います

 

こちらの話をきちんと聞いてくれるかどうか

適切なケアプランを作るには、高齢者の事情や介護する家族の状況と希望をしっかり汲み取って反映してもらうことが大切です。
そのため、ケアマネージャーは単にケアプランに対する希望を聞くだけでなく、どうしてそのような希望が出てきたのか、背景を分析して根本的な問題の解消を考えられる必要があります。
介護や福祉の技術的な知識が豊富なだけでなく、コミュニケーション能力とヒアリング能力もある人を選びましょう。

 

対応が早いかどうか

高齢者や家族の質問や依頼に対して、ケアマネージャーが素早く対応してくれるかどうかもチェックポイントの一つです。
質問や依頼に関する回答が遅いと、利用者はケアマネージャーが対応してくれるまで疑問や不安を抱え続けることになります。
もちろん、質問や依頼の内容によってはすぐに対応できないことがあるかもしれません。そうした場合は「◯日までに」と期日を設けてくれるかどうかを見てみましょう。

 

疑問点に対する明確な回答があるかどうか

高齢者や家族の疑問点をわかりやすい言葉で説明してくれるのはもちろんのこと、利用者が考えつかない部分も汲み取って教えてくれるような対応がケアマネージャーには必要です。
質問されたことに回答するだけ、あるいは専門用語を並べ立てるだけの人は避けましょう。
また利用者の疑問点に明確に答えず、うやむやのままにするということは、介護サービスや介護保険に関するケアマネージャー自身の知識が不足している可能性も考えられます。

 

フットワークの軽さをチェックする

被介護者とその家族、サービス事業者など、多くの人が関わる介護では、緊急時や問題が発生したときに迅速な対応が求められます。自分の休みや就業時間を必要以上に強調し、融通の全くきかないケアマネージャーは避けた方が良いでしょう。

 

居住地や勤務地が自宅から近いかどうか

ケアマネージャーの所属する事業所や居住地が被介護者の自宅から遠いと、緊急時にすぐに対応してもらえないおそれがあります。
緊急のショートステイが必要になったときなど、受け入れ可能な施設を探すのに地域の情報やネットワークが必要になることもあるので、素早く対応してもらうためにも、自宅のある地域と同一市区町村の事業所に所属するケアマネージャーを選ぶのがベストです。

 

問題が発生したときの素早い対応が重要

介護はいつも作成したケアプラン通りに進められるとは限りません。
実際に介護サービスを利用し始めると、急いで相談したいことが出てきたり、高齢者の体調や家族の都合などで急な変更が必要になったりすることもあります。
そうした場合に柔軟に対応をしてくれる、フットワークの軽いケアマネジャーを探しましょう。

 

ケアマネージャーを決めるために訪問をしてもらったとき、契約する前であっても介護保険制度の説明を受けたり、相談をしたりすることができます。その人の人柄・能力は一度で見抜くことは難しいかもしれませんが、この段階である程度伝わってくるものがあると思います。

 

良いと思ったケアマネージャーを見つけたらケアプランの原案の作成を依頼します。その時に最初の面談が行われ、ケアプランの原案がよければケアマネージャーと「居宅介護支援」の契約をし、一緒に原案を完成させます。

契約をするときには、ケアマネージャーから「重要事項説明書」の説明がありますから、わからないことがあれば、納得できるまで説明してもらいましょう。

ケアマネジャーとの面談は、介護サービスの利用開始時のみでなく、介護サービスを利用中、何度も行われます。面談は、利用者にとっても、ケアマネージャーにとっても、大切な時間です。ケアマネージャーには利用者の状態や家族の介護力を計る機会であり、利用者と家族には自分たちの希望を伝えて介護サービスを理解するための機会になります。

契約後の、上手な付き合い方

ケアマネージャーとうまくやっていくためには、私たち利用者が自分の希望をケアマネージャーに具体的に伝えることが大切です。「わかってくれているはず」「任せたから大丈夫」ということでは、適切な介護サービスを受けることは難しくなります。

 

ケアマネージャーには厳格な守秘義務がありますから、利用者の性格や苦手なこと、癖など多くの情報をケアマネージャーに伝えて、それらを知ってもらうことでよりよい介護サービスにつなげてもらいましょう。

なお、家族が遠方に住んでいる場合は、ケアマネージャーと電話でこまめに連絡を取り合うことが大切です。ケアマネージャーも離れている家族には利用者の状態を常に知ってもらいたいと思っているはずですから遠慮なく連絡をとりましょう。

 

どうしてもケアマネージャーが合わないと思ったら

慎重に選んだはずのケアマネージャーであっても、うまくいかないこともあります。

ケアプランの立て方に不満があったり、入った介護サービス事業者が気に入らなかったり、ケアマネージャーとの連絡がうまく取れないなど、利用者がトラブルに感じることは人それぞれです。そういうときは、話し合えるかどうかが大きなポイントになります。

 

ケアプランの内容やサービスの手配の仕方に力量不足を感じたり、特定の介護サービスを一方的に押し付けられたりした場合は論外ですね、居宅介護支援事業者や地域包括支援センターに困っていることをはっきり伝えてケアマネージャーの担当を交代してもらいましょう。

介護サービスは利用者が自由に選ぶことが基本なので、ケアマネージャーの変更はできます。同じ居宅介護支援事業者の中に複数のケアマネージャーがいれば、他のケアマネージャーへの変更を依頼することができますし、事業者を他のところに変更することも可能です。

ケアマネージャーや居宅介護支援事業者を変更しても、原則として利用中の介護サービスは継続できることになっていますので心配は不要です。

ケアマネージャーを変更したいときは、居宅介護支援事業者に変更したい旨を伝えるのが一般的ですが、具体的に困っていることを伝えることが大切です。また、別の居宅介護支援事業所や地域包括支援センターに相談するのも方法です。

介護サービスは高齢者が望んでいる自立した生活を支えるためのものですから、うまく利用するためには高齢者と家族とケアマネジャーが同じ目標で歩むことが大切です。
特に在宅での介護がスムーズにできるかどうかは、よいケアマネジャーがいるかどうかにかかっていると言っても過言ではないと思います。

ケアマネジャーとの相性は介護のストレスにも影響するので、合わないと感じたら無理をして付き合い続ける必要はないと思います。
関係をこじらせたり問題に発展したりする前に、手順を踏んでケアマネジャーを変更しましょう。

整理すると、ケアマネージャーの主な変更方法は次の3点です。

 

①ケアマネジャー本人、または所属する居宅介護支援事業所に変更を依頼する。

②利用している居宅介護支援事業所とは別の事業所に相談する。

③地域包括支援センターや市区町村の窓口に変更の相談をする。

 

2019.06.11.

母にケアマネージャーがついて約2年になりますが、これで4人目のケアマネージャーです。

転居もあり、担当が変わるのは致し方ないのですが、要介護度によって変わったり、転勤(?)人事異動(?)でも変わったりするものなのですね。

今までお世話になったケアマネージャーは、ほとんど皆一生懸命な方で助かっているのですが、介護を受ける側から見るともう少し長くお付き合いしたいな・・・。というのが本音です。

いろいろ事情もあるようですが、いまひとつ落ち着かないな~

 

皆さんへ

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

ケアマネージャーの記事をまとめようと思いましたが、まだまだ勉強不足でうまくまとめきれませんでした。なんだか同じ内容を書いたり・・自分でも内容が散漫になったようでお詫びいたします。

内容については順次見直し、より充実させたいと思っています。

さて。 ケアマネージャーの仕事は調べれば調べるほど大変な内容で、資格を取るまでの自己研鑽なども考えると頭が下がる思いです。

しかし人それぞれ・・・。  ケアマネージャーにも大きな使命感をもって真摯に取り組んでいる人も、ただのビジネスとして割り切っている方もいるように感じています。

これからケアマネージャーを探そうと思っていらっしゃる方

今のケアマネージャーに不満を感じていらっしゃる方

今回の記事で、少しでも良いケアマネージャに巡り合い、結果として介護を受ける方にとって、より良い介護環境が整えられることを願っています。

この記事が皆さんのお役にたてますように。

こまめ

 

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