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介護を考える|住宅型有料老人ホームを知る|こまぶろ

2019.06.15.更新

ようこそ「こまぶろ」へ!管理人のこまめです。

介護を考えるにあたり、老人ホームの種類と特性を把握することはとても大切です。

今回は住宅型有料老人ホームについて説明をしたいと思います。

住宅型有料老人ホームは、主に民間経営の有料老人ホームのひとつで、有料老人ホームを大まかに分類した「介護付」「住宅型」「健康型」の3タイプのうちの『住宅型』の有料老人ホームになります。

 

 

では住宅型有料老人ホームどんな施設だろう?ということになりますね。

老人ホームの種類と特徴について何度かに分けて記事を書いてゆきたいと思いますが、ここでは有料老人ホームの中の「住宅型有料老人ホーム」についてお話しします。

私は母の入居先(現在はサービス付き高齢者向け住宅のお世話になっています)を探すにあたり、老人ホームといわれる施設を全て調べ、違いとか経済条件とかを検討した経緯があります。

特に最初のうちは調べれば調べるほど施設ごとの違いがわからなくなった記憶があります。
この記事は、住宅型有料老人ホームについての内容を書くつもりですが、少し脱線しつつ、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)との違い、あるいは介護付有料老人ホームとの違いについても触れて行こうと思っています。

老人ホームの種類を知るにはこちらをご覧ください

介護を考える|はじめての老人ホーム探し2(施設の種類と入居するまで)

この記事が皆さんの参考になればとても嬉しいです。

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老人ホームの種類

老人ホームの種類については、別にまとめた記事がありますので興味がありましたら、是非参考にしてください

はじめての老人ホーム探し2(施設の種類と入居するまで)Welcome jijibaba

住宅型有料老人ホームの特徴

高齢化社会が進む中で、元気な高齢者の受け皿として住環境を提供しようという目的のため用意されたのが住宅型有料老人ホームです。

 

そのため、住宅型有料老人ホームは、基準を満たしつつ自由度の高い施設を運営することができることになり、入居者は主体的な活動を行いながら快適な日常生活を送ることができる施設と言えます。

住宅型有料老人ホームは主に民間企業が運営し、自立の方、要支援あるいは要介護度が軽度の方向けの施設が多いようです。

生活援助や緊急時の対応を行い、充実したレクリエーション等が受けられ、介護が必要な場合は訪問介護・通所介護などの外部サービスを利用しながら生活することができます。

私がいろいろ調べた限りでは特にレクリエーションなどの「楽しむ」ことに力を入れている施設が多いように感じました。

自立、要支援あるいは要介護度が軽度の人向けと言われる住宅型有料老人ホームは、設備も料金も非常に幅広いのですが、介護付有料老人ホームと比べればは利用料も割安に利用できる施設が多いようです。

住宅型有料老人ホームは要介護度が重い場合、あるいは重くなると入居できない場合が多いようです。
下の「特徴8点」の⑦でも触れていますが、最近では介護付有料老人ホームと同等のサービスを提供する住宅型有料老人ホームも増えてきましたので、看護体制をはじめとして、どのような身体状態まで施設で生活が可能かを事前に確認することが一番のポイントでしょう。

 

特徴8点

①.レクリエーションやイベントが充実し、入居者同士でコミュニケーションを取りながら毎日を楽しくを過ごせることが期待できます。

②.ほとんどの住宅型有料老人ホームではバリアフリー完備となっており、施設内に手すりやスロープが数多く設置され、高齢者が安心して生活できる環境が整っています。

③.介護サービスは外部の事業者を利用して受けることになり、必要なときに必要なだけのサービスの利用ができるのも大きな利点でもあります。しかし要介護度が高くなると「外部の事業者を利用」というところがデメリットになります。ただ、多くは施設内に併設されている事業者より介護サービスを受けることが多いようです。

④.前にも書きましたが、介護付有料老人ホームと比較すると利用料が割安に利用できる場合が多いようです。

⑤.住宅型有料老人ホームの場合、介護保険の点数を限度額まで利用をすることも少ないため、介護付き有料老人ホームでは出来なかった福祉用具のレンタルも可能になります。

介護付有料老人ホームでは買い取りになる福祉用具も、住宅型有料老人ホームならレンタルでの利用が可能になる場合が多いですね。レンタルのため、身体状況が変わった場合でも無償で商品を交換してもらえます。

⑥.③でも触れましたが、形式上は外部から訪問介護を利用するとなっていますが、基本的に施設内に24時間ヘルパーさんが常駐しているケースが多いようです。

また提携医療機関もあるため、万が一の場合も、施設から病院へ緊急搬送ということもスタッフが対応してくれます(施設によっては看護師が常駐しているところもあり医療処置が必要な方でも入居できる施設も増えているようです)。

⑦.施設にもよりますが重度の要介護状態、あるいは認知症からくる徘徊などが始まったばあいに入居が出来ない、あるいは住み続けられないことがあります。この点は入居を決める前にしっかり確認しておきましょう。

⑧.要介護度が高いと、外部の介護サービスを利用していることから費用が割高になっていく、また介護付き有料老人ホームと違い介護保険の使える枠が多くあるため、限度額近くまで使った場合には介護保険の負担金が高価になる場合があります。

住宅型有料老人ホームの費用

住宅型有料老人ホームに入居する場合、多くは初期費用と月額利用料が必要になります。

施設の立地・設備やスタッフの充実度によって費用は大きく変わります。また最近では初期費用を無料にして、月額利用料を高めに設定する施設も増えていますので状況に応じて選びましょう。

 

 

介護付有料老人ホームと比較すると利用料が割安に利用できる場合が多いと書きましたが、特別養護老人ホーム(特養)などの公的老人ホームと比較すれば、費用は高めになります。

要介護、要支援の方は、利用する介護保険サービスをケアマネージャーの作成したケアプランに基づいて自由に選択できます。介護サービス利用をすればするほど費用がかかる点は注意しましょう。
また、当然のことではありますが、介護保険の自己負担額上限を超えたサービス利用は全額自己負担となります。

入居一時金+月額利用料(家賃)+その他費用(管理運営費・食費・水道光熱費などの雑費・その他介護保険の自己負担分)が基本的に必要な費用と考えましょう。

住宅型有料老人ホームでは、介護度の重い方では介護サービスを利用する回数が多くなり介護保険の上限額を超えやすく、超えた分は10割(全て)自己負担となってしまったというケースもあるようです。
また逆に介護度の低い方では、利用した分のみの介護保険1割自己負担となるため費用が少なくて済むという面もあります。

入居基準

住宅型有料老人ホームでは自立した高齢者だけでなく、前に書いたとおり、外部の介護サービスを利用することで要介護者も受け入れています。

また施設によっては「伝染病などの疾患がない」「身元引受人がいる」などの制限のある場合がありますので必ず確認しましょう。

 

住宅型有料老人ホームの多くは入居条件として「60歳以上」などの年齢制限を設けており(施設によっても異なります)、傾向としては、介護付有料老人ホームに比べると健康な方の入居を想定した施設が多くなっているようです。

ただ入居者の状況によっては60歳以下でも入居できる場合もあるので、必要に応じて施設側に相談してみましょう。また、自立の方から要介護の方まで幅広く受け入れていることが多いため、受け入れ条件が定まっているわけではありません

施設ごとに医療や看護体制が大きく異なり、外部の医療機関などと連携し医療ケアに対応できる施設がある一方で、嘱託医を持たず医療体制が整っていない施設もあるので注意が必要です。

提供されるサービス

住宅型有料老人ホームで提供されるサービスは、

施設スタッフによる見守り、食事の提供、掃除・洗濯・見守りおよび生活相談などの生活援助や緊急時の対応のほか、外部の介護事業者による入浴や食事の介護、リハビリテーションやカウンセリングなどです。

 

入居者にとって必要となる生活援助サービス、介護サービスを自由に組み合わせて利用できるということになります。

医療処置やリハビリテーションプログラムなどへの対応については、施設によって異なるため、必ず確認しましょう。

 

2019.01.19.

私が昔から一緒に仕事をし、たいへんお世話になったIT氏がオーナーになって住宅型有料老人ホームを立ち上げることになりました。

運営についてはIT氏のご子息が担当されるようで、介護についてはたいへん熱い思いを持っていらっしゃると聞いています。

私は、住宅型有料老人ホームについてはこの記事でも書いたように、どちらかといえば自立あるいは要支援の方が主な対象だろうと考えていましたが、IT氏の経営される住宅型有料老人ホームはどうやら違うようです。

住宅型有料老人ホームは外部の介護サービスを含めて考えると、費用は安くならない場合があるのですが、IT氏の施設は月額基本料金は99,000円と非常に安価に設定されています。

こういった住宅型有料老人ホームもあるのだということを知りました。

 

設備

住宅型有料老人ホームには、様々な設備が備えられています。

基本的な設備である居室、浴室・トイレなどの共同設備、食堂と共同リビングを兼用する共同生活室のほか、理美容室や健康管理室、キッチンや売店など、入居者の要望や入居費用に応じて設備に豊富なバリエーションがあり、これらは施設によって千差万別です。

 

特に違いが大きいのは、居室と共同生活室の仕様です。
居室では、広さやトイレ・浴室・キッチンなどの設備、食堂とリビングを兼ねる共同生活室では、カラオケ・園芸・アトリエ・麻雀卓・図書室などの趣味設備、理美容室・機能訓練室・フィットネス用具・プールなどの健康設備、その他ゲストルームなどにおいて様々なバリエーションがあります。

住宅型有料老人ホームは施設ごとに設備面の違いが大きいのが特徴でもあります、施設・スタッフが充実すれば比例して費用も高額になるため事前調査をしっかりされる事をおすすめします。

介護付有料老人ホームとのちがい

住宅型有料老人ホーム

自立あるいは要支援はもちろん、介護が必要になっても外部事業者から居宅サービスを受けることで生活を続けられます。 しかし、施設によっては重度の要介護状態になると対応しきれなくなり、他の介護施設に移転のしなければならない必要性が生じる場合がありますので注意が必要です。必ず入居前に確認しておきましょう。

食事の提供など、生活支援サービスは提供されますが、介護サービスについては外部の事業者が提供する訪問介護や通所介護などのサービスを利用します。
心身状態に合わせて、利用するサービスを自由に選択できるという点が特徴といえます。

入居一時金を支払うという点では、介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームともに同様ですが、介護費については住宅型の場合は外部の事業者を利用することになるため、施設が請求する月額利用料には含まれません。費用を試算する場合は、介護費を試算し忘れないように注意しましょう。

住宅型有料老人ホームでは、利用権方式という契約を締結するのが一般的です。
これは、入居する際の初期費用として「入居一時金」と呼ばれる高額なお金を支払うことで契約が成立します。入居一時金の金額は施設ごとに違いがあり、数千万円かかる施設もあるようです。
利用権方式とは文字通りその施設を利用する「権利」(介護サービスを含む)を前払いで購入する方式と考えるのが分かりやすいと思います。入居一時金を支払うことで、居室・共有スペース等の利用や、介護サービスの終身利用が可能になるわけです。

ただし本人が死亡後は親族がその権利を相続することはできません。また、契約により入居中に本人の身体状況の変化(要介護度が上がるなど)があった場合、退去しなければならない場合があります。何度も触れますが契約時によく確認しておく必要があります。

介護付有料老人ホーム

基本的に終身の利用ができ、重度の要介護状態になって住み続けることができる施設です。
医療サービスの提供体制が整い、看取り対応ができる施設も多いですね。
ただ認知症有症者への対応力は、介護付有料老人ホームでも施設によって異なるので、その点は前もって確認しておく必要があります。

都道府県によって、介護保険適用のサービスである「特定施設入居者生活介護」を提供する施設として指定を受けており、施設所属の介護スタッフが、要介護状態の方を対象に食事や入浴などの日常生活の介助や機能訓練などの介護サービスを提供します。そのため要介護度の高い方は安心感が得られます。

毎月かかる介護サービスの費用は要介護認定の段階ごとにあらかじめ定められているので、どれほどサービスを受けても費用が上がることはありません。
その点、重度の要介護状態の方でも安心して介護サービスを受けることができます。

サービス付き高齢者向け住宅

高齢化が進む中、特に注目を集めているのが「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」です。
サービス付き高齢者向け住宅は国土交通省が管轄する高齢者向け住宅で、建設の際に助成金が出るということもあって、現在急速に数を増やしています。
それに対して住宅型有料老人ホームは厚生労働省が管轄する介護施設です。
こちらも施設数は増えつつあり、今では有料老人ホーム全体の約3割を占めています。
いずれも併設もしくは外部の事業所によって介護サービスが提供されるという点では同じです。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは、バリアフリーが完備された賃貸住宅のことですので、住宅部分は建物賃貸借契約を結ぶことになります。
入居後は生活相談と安否確認のサービスを受けることができ、最近では居宅介護支援事業所や訪問介護事業所などを併設し、終身に渡る介護サービスを提供する施設も増えています。
入居にあたって基本的に入居一時金の支払いなどは必要なく、通常の賃貸住宅と同じく敷金のみで入居できるので費用面でお得です。
施設ごとに提供しているサービスに幅があるので、自分の要望や心身状態に合った施設選びをすることが求められます。

皆さんへ

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

住宅型有料老人ホームは、私の知り合いで入居している人がいないため実際の話が盛り込めていませんが「健康型有料老人ホーム」と「介護付有料老人ホーム」の中間的な位置づけかな? といった印象です(私の個人的な見解ですが・・・)

次は「健康型有料老人ホーム」についてお話ししたいと思うのですが、なかなか具体的に分かりやすい説明ができません。

ひとえに私の不勉強が原因であろうと反省しきりの毎日です。

この記事が皆さんのお役に立てますように。

こまめ

 

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