介護を考える

介護を考える|グループホームを知る|こまぶろ

2019.03.13.更新

ようこそ「こまぶろ」へ!管理人のこまめです。

日本は高齢化社会を迎え様々な課題・問題を抱えています。
様々な課題・問題の中でも、高齢化対策そして認知症対策は避けて通ることのできない大きな課題となっていると思います。

 

 

例えば管理人(こまめ)である私自身のことを考えても。

あれよあれよ・・・とい言っているうちに64歳になり母は89歳、母の介護への対応、そして明日には私と妻の介護についても思いを巡らせ、何らかの対策をとらなければならない年代になっています。

若くても、いずれは年を取る・・・。当然のことながら、なかなか現実のものとして捉えられませんが、少しでも早く自身も含め対策を考えなければなりません。

介護を考えるにあたり、老人ホームの種類と特性を把握することはとても大切ですね。

今回は、主に認知症の高齢者を対象にしたグループホームについてご説明したいと思います。

グループホームについては母が入居する施設を探す過程で、2箇所ほど見学させていただいた経緯があります。
私から見て、アットホームな雰囲気がありこじんまりとまとまって好印象の施設でしたが、入居条件が合わず(というか私の勉強不足で)見学で終わったことがありました。

老人ホームの種類を知るにはこちらをご覧ください

介護を考える|はじめての老人ホーム探し2(施設の種類と入居するまで)

この記事が皆様のお役に立てますように。

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グループホームとは

グループホームとは認知症対応型老人共同生活援助施設などのように表現されます。

主に認知症で生活に困難を抱えた人達が専門スタッフなどの援助を受けながら、小人数(5人から9人)、一般の住宅(共同住宅)で共同して生活する社会的介護の形態のことです。

 

そこでは、地域社会に溶け込むように生活することが理想と言われています。

家庭的で落ち着いた雰囲気の中で、食事の支度や掃除・洗濯などの日常生活を利用者同士やスタッフと共同で行うことにより、 認知症状の進行が穏やかになり、安定した生活が期待できるようになると言われています。

特に、認知症の人にとって生活しやすい環境を整え、少人数の中で「おなじみさん」「お隣りさん」という関係をつくることで、 認知症状を軽減し心身の状態を穏やかに保ことが期待できるようです。

グループホームでは、基本的に医療面でのケアは行っていません。
そのため伝染性の病気や疾患を持っている方や、重度の介護が必要な方で共同生活を送ることが困難な方は入所が難しい場合がありますので注意しましょう。

また、入所時から比べて身体状況が悪化し、共同生活ができなくなった方、入院期間が長くなったりした場合には退去しなければならない場合もありますので、入居を検討する場合にはあらかじめ確認しておきましょう。

 

グループホームの目的

認知症グループホームでのケアは認知症の人が生活の主体者であるとしてとらえ、本人の生活を大切にして、その能力を発揮できる環境を提供することで、楽しみや潤いのある生活を送ることができるよう支援することを主眼としています。

 

グループホームのメリット・デメリット

メリット

①.少人数でアットホームな介護を行うので職員や他の入居者と顔なじみになりやすく、認知症高齢者の混乱を少なくできます。

②.認知症ケアの知識と経験を豊富に持つ職員が常駐しており安心できます。

③.生活上の家事全般を職員と一緒に行うことにより、日常生活それ自体が認知症のリハビリになり、症状の進行を遅らせることができます。

④.有料老人ホームに比べると低価格です。

⑤.レクリエーションが充実している施設が多く入居者が楽しく過ごせ、併せて認知症の進行を遅らせることができます。

 

デメリット

①.地域密着型施設なので、施設のある地域に住民票がないと入居できません。

②.介護保険の「要支援2以上」の認定を受けていなければ入居できません(自立、要支援1では入居できません)。

③.看護師の配置義務がないため、多くの施設では医療ケアへの対応力に限界があります。

④.少人数なので、もし入居者同士の相性が悪い場合はトラブルの原因になる時があります。

⑤.定員が少ないため、すでに満室のことが多く即入居が難しい場合が多いようです(待機期間が長くなります)。

 

グループホームの費用

グループホームにかかる費用としては、初期費用となる入居一時金あるいは保証金と、入居後に継続して支払う居住費や食費、その他の生活費、介護サービス費があります。

初期費用に関しては、通常の賃貸借契約で言うところの敷金にあたる保証金と、施設の使用権利を得るための費用としての入居一時金があり、施設によって大きな開きがあります。

継続して支払うことになる費用のうち、居住費は、居室の大きさや施設の設備、あるいは立地などによって決定され、一般的には地代の高い都市部の方が高額となります。

また、介護サービス費は入居者の要介護度に応じて変わり、要介護度が重くなるほど高くなります。

その他の生活費としては、理美容費や娯楽費、光熱費やおむつ代などが該当します。
具体的な金額や、費用の掛かる項目については入居を検討するグループホームに確認しましょう。

 

グループホームの一般的な入居条件

実際には入居を検討されるグループホームにご確認ください

①.65歳以上の高齢者で、かつ介護保険で要支援2から要介護5までの認定を受けている方

②.医師により認知症の診断を受けた方

③.集団生活を営むことに支障のない方

④.グループホームと同じ自治体に住民票があること

 

グループホームの特徴

グループホームの定員は、他の施設と異なり例えば「定員は2ユニット18人」などのように、ユニット単位で表されます。

入居者となる認知症の高齢者の方は、新しく出会った人あるいは今までに経験のないものを覚えたり認識したりするのが困難であると言われています。
そのため、何十人のような大人数の施設では、接触する入居者やスタッフが目まぐるしく変わり、入居している入居者(認知症の高齢者の方)にとって心安らかな環境ではなくなってしまうからなのです。

つまり、大人数の施設では認知症が更に悪化し、さまざまな問題行動を起こす可能性があるようです。

その点、1ユニット5人~9人という比較的少ない人数なら、長く生活するうちにスタッフや入居者同士を認識し、お互いに理解しあえる関係を築きやすく、実際の家庭に近い環境で地域社会に溶け込んで生活するということが実現可能になります。

 

グループホームでの特徴的なケアとしては、認知症に効果があるとされる音楽療法、園芸療法、あるいは手先を動かす簡易的なレクリエーションなどが中心となります。

また、買い出し、調理、掃除なども、スタッフの介助を受けながら自分たちで行い普段の安定した生活を目指すという特徴があります。

介護付有料老人ホームなどと比較すると、看護師の配置が義務化されていないため看護師不在の施設もあり日常的な健康管理を介護スタッフが行う場合があります。
入居を検討しているグループホームがあれば看護師の配置体制についても確認しておきましょう。

 

介護付有料老人ホームと比較すると、グループホームのほうが費用は安価な場合が多いようです。

 

グループホームの施設基準

【居室】

個室(1人一室)であることを原則とし、広さは床面積を7.43平方メートル以上(4.5畳以上)確保するものと定められています。

入居者に必要と判断される場合に限り、2名一室の設置が認められています。

 

【共用施設】

入居者が共同で利用する施設として、食堂、台所、便所、洗面設備、浴室、消防設備(スプリンクラー)など、日常生活に必要な設備が必要とされています。

各スペースの間取りは利用者の動線と安全性に配慮しながら死角ができないよう工夫され、これらの共同施設は従業員用の事務スペースや書類保管庫などと分離し、利用者の生活スペースとは別に確保するとされています。

 

【定員】

5人~9人以下のユニットをひとつの単位とし、一事業所に2ユニット(18人)を限度とすると定められています。

日中は利用者3人に対して介護従業者を1人、夜勤は1人以上配置しなくてはなりません。

入居者の生活に必要な設備等は、1ユニットごとに設置するものとし、異なるユニット間での共用は認められていません。

 

【立地】

認知症高齢者のケアを行う上で、従業員は当然ながら家族や地域住民との交流機会は欠かせない要素となり、施設基準には「利用者が家族や地域住民と交流を持つ機会が確保できる地域」とされています。

自治体によっては、「半径○km以内に住宅が○〇軒以上」などの指標を提示し、具体的な指導を行っている行政もあるようです。

皆さんへ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

私個人の所感ですが。

認知症になってしまうと自分で意識しないままに家族をはじめ、周囲に迷惑をかけてしまうという心配が意識の下に潜んでいます。

しかし、自分でコントロールできない範疇で認知症になってしまう可能性はあるわけですね。

そんなことを考えるにつけて、認知症の方々に視点をおいたグループホームの存在はとても頼もしく、また関係者の方々にはぜひ頑張っていただきたいとの思いを強くしています。

ご家族が認知症になって、ご心配な方など・・・この記事が少しでも参考になれば幸甚です。

 

こまめ

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